日本の世界遺産を見にいこう。
旅行先で人気があるのが世界遺産。人生で一度は見てみたいと思える場所の代表格とも言えます。
実は、わざわざ海外へ行かなくても日本国内にも沢山の世界遺産があるんです。直近で、新たに登録された富士山はもちろん、日本初の登録となった奈良の法隆寺と兵庫の姫路城も世界遺産の一つ。他にも、日本が海外に誇る古都京都の文化財や、海の中にある朱塗りの大鳥居が美しい広島の厳島神社、東北の白神山地、鹿児島の屋久島なども世界遺産です。
ちなみに、日本国内で今世界遺産に登録されているのは、17件。文化遺産が13件と、自然遺産が4件という内訳です。なんと、17カ所もあるんですね。
海外の世界遺産を見に海外旅行へ行くのも良いですが、まずは国内の世界遺産を見てみるのをおすすめします。修学旅行で学生時代に奈良・京都へ行ったことがある人は、世界遺産と認識せずに実は既に見ている可能性もありますが、大人になってから行ってみるとまた違った感慨があるものですよ。
世界遺産として認められるまでのハードルは高い
世界遺産というのは、後世に残す価値があると認められた文化遺産や自然遺産のことを指します。
世界遺産委員会というところでリストに入れるかどうかが議論され、リストに入れる価値があると認められれば晴れて世界遺産となるのです。
国際的な機関によって公式に認定されたものだけをこう呼んでいるので、リストにないものはどれだけ文化的な価値があろうともこうは呼ばないものなのです。
登録がされると、一気に名前が世界中に広まりますから、観光客誘致に強力な効果を発揮します。知名度も段違いになりますし、多くの観光地が登録を目指してさまざまな活動をしています。
ただし、諮問機関によるチェックは非常に厳しく、チェック項目は多岐に渡るので、登録されるまでのハードルはなかなか高いと言えます。
すでに有名な遺跡や自然環境などはあらかた登録がされているので、今後はさらにチェックが厳しくなっていくものであると考えられています。登録されるのは不動産に限られているので、仏像や刀剣などの動産については対象となることがないです。登録される範囲は広い場合もあって、とくに緩衝地帯も含めるとかなり広い範囲が対象となることもあります。一度された登録が抹消されるというケースも過去に数件あります。リストに残しておくためには、登録がされたあとにでも環境を保全する努力が求められるのです。
日本にも数多くの登録実績があって、どこも非常に有名な観光地となっています。
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